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性病ヘルペスの治療について

性病ヘルペスは、ヘルペスの一種とされる水疱瘡や帯状疱疹を吹き起こす水痘・帯状疱疹ウイルスでは無く単純ヘルペスウイルス2型への感染が原因で発症する感染症です。
性行為による感染経路が一般的ですが、妊婦が性病ヘルペスに感染している場合には産道感染によって胎児に感染する危険性があります。
性病ヘルペスは、性別を問わず皮膚科や泌尿器科及び性病科で治療する事が可能ですが、女性の場合は更に産婦人科でも治療を受ける事が出来ます。
一般的に抗ウイルス薬を5日間~10日間程度継続して服用する薬物治療が行われ、バルトレックスやゾビラックス及びファムビルなどの抗生物質を主成分とする抗ウイルス薬がヘルペスの薬として処方されています。
バラシクロビルは、神経節の奥深くで潜伏感染しているヘルペスウイルスにも有効とされ、1年間に6回以上再発を繰り返す重症患者に行われる再発抑制治療薬として処方されています。

ゾビラックスは、主成分のアシクロビルがアシクロビル3リン酸に活性代謝され、分子構造が酷似しているヘルペスウイルスのDNA基質のヌクレオシド3リン酸の代わりにヘルペスウイルスの塩基配列に取り込まれる事で正常なDNA複製及びDNAの伸長を阻害し、ヘルペスウイルスの増殖を抑制します。
バルトレックスは、アシクロビルにアミノ酸のバリンをエステル結合させたプロドラッグのバラシクロビルを主成分としているので作用機序はゾビラックスと同じですが、バリンの働きにより小腸での吸収効率が高められると共に、どの程度全身に循環しているかを示すバイオアベイラビリティが2倍~5倍程度まで高められ、1日5回の服用が必要だったゾビラックスに比べ1日2回と服用が非常に楽です。
ファムビルは、ペンシクロビルのプロドラッグのファムシクロビルを主成分としているので、体内でペンシクロビルに代謝されると共にペンシクロビル3リン酸化にリン酸化され、分子構造の酷似しているヌクレオシド3リン酸と置換反応しヘルペスウイルスの増殖を抑制します。

ヘルペス患者のほとんどが再発している

ヘルペスウイルスは、基本的に一度感染すると生涯身体の中からウイルスを駆除することができません。
症状が治まったとしても、ウイルス自体は神経節と呼ばれる身体の奥深くの組織に逃げ込んでしまい、私たちの抵抗力が弱まった隙を虎視眈々と狙って再発を繰り返します。
水疱瘡や帯状疱疹は一度罹患すると免疫が付くので二度と発症しませんが、一般的なヘルペスは何度でも再発してしまいます。

中でも特に注意が必要なのが性病ヘルペスで、口など上半身にできるタイプのヘルペスとは違って非常に再発しやすいです。
詳しい理由は解明されていませんが、女性の場合は常に湿気が高くウイルスが増殖しやすい形状をしていることも原因の一つと考えられています。

妊娠している女性が性病ヘルペスを発症すると、出産時に産道感染によって赤ちゃんにヘルペスウイルスを移してしまうケースもあります。
赤ちゃんは抵抗力が低いので感染すると重篤な症状に陥りやすく、命を落としたり後遺症が残ってしまう危険性もあるので油断できません。
再発の多い人は医師と相談し、念のため帝王切開が必要になることもあります。

もちろん男性も再発することはありますが、性器が外気に晒されているため高温多湿になりにくく、女性よりは再発しにくいです。
とは言っても再発しないわけではないので、女性と同様に再発を防ぐ工夫はしておきましょう。

ヘルペスは身体が弱った時に発症しやすいので、できるだけ免疫力や体力を高めることがポイントです。
毎日十分な栄養と睡眠を取り、ストレスを溜めこまないようリラックスする方法を見つけましょう。
また、再発した時はできるだけ早く病院などを受診し、治療薬を服用することが大切です。